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妊娠中の気になるトラブル



◇高血圧
妊娠によって血圧が変化することはありません。ただ、多少不安定なりますし、妊娠末期には、血圧が少し上昇する傾向もみられます。一般的には、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上は高血圧と判断されています。
高血圧には、妊娠中毒症や腎炎などの発症を伴う恐れがあり、むくみがないか、タンパク尿が出ていないかどうかなどに気をつける必要があります。特に前回の妊娠で妊娠中毒症や腎炎を併発しているママは要注意です。食事では、塩分を控えめるように心がけ、疲れやストレスをためないように、心身共にリラックスして過ごすことです。

◇むくみ
妊娠中は「ナトリウム」の排泄が減少するため、むくみが出やすくなっています。例えば、夕方になると靴がきつくなったりするのは、足がむくんでいる現れです。それでも寝て起きれば解消しているようなら、特に心配する必要はありません。
ただし、脚など絵を押すと、離してもしばらく押したあとがへこんだままになっているような場合は要注意です。またむくみは一般に下から現れ、ほどくなると上の方までむくんできます。だから、顔にまでむくみが出るような場合は、症状がかなり重いと言えます。
妊娠中毒症はむくみから始まるので、中毒症を予防したり、早期発見するために、むくみには常に注意を払う必要があります。また、むくみを予防するためにも妊娠中は塩分を控えるように注意しましょう。

◇タンパク尿
妊娠すると血液の循環量が増えるため、腎臓に負担がかかり、一般的に腎機能が低下する傾向があります。そのため、妊娠が進むと尿に多少、タンパクが混じることも珍しくありません。タンパク尿の量が24時間(24時間にわたって尿を蓄積してその一部を測定)で、エスバッハ法検査30㎎/dlであれば、「妊娠蛋白尿」と呼ばれ、生理的なものと考えられます。しかし、長期に続く場合や、それ以上の量の蛋白が検出される場合には、やはり妊娠中毒症が疑われます。

◇糖尿
妊娠すると腎臓の血中ブドウ糖排出閾が低下するため、尿中に糖が検出されることが多少あります。これは腎性糖尿病と呼ばれて、生理的なものです。但し、尿検査で2回続けて尿糖が検出される場合には、さらに精密な検査をします。それでもし真性の糖尿病であれば、食事療法その他の治療が行われ、妊娠中毒症の誘発や、おなかの赤ちゃんへの影響がないように注意して過ごします。

◇出血
妊娠中に出血があればびっくりすと思いますが、心配のないものから、すぐに処置の必要なものまで色々な場合があります。まず、妊娠直後(受胎から17日目頃、最終月経から29日目頃)に月経のような出血する事があります。これは月経様出血といって、ホルモンの変動によるものなので心配はいりませんが、大量の出血があるときには、「流産」が疑われます。すぐに診察を受けましょう。また、出血とともに激しい痛みがある場合には、「子宮外妊娠」の可能性が疑われますし、赤色か黒褐色の出血があって、中にイクラかブドウの粒のようなものが見えたら「胞状奇胎」の可能性があります。ただし、すでに婦人科の検診を受けて正常妊娠を確認していれば、心配はないはずです。さらに妊娠後期になって、軽い腹痛と共に茶褐色のおりものや少量の出血がある場合は、早産の可能性があります。それが37週以降なら正常期に入っていますから、おしるし(出産が始まる兆候)と考えられます。お印は、粘液のような出血で、一度にドバッと出たり、ちょっと下着を汚す程度だったりするものです。
もしダラダラといつまでも出血が続いて、定期的な子宮の収縮も始まらないようなら「胎盤早期剥離」が疑われるので、すぐに医師に連絡をして下さい。

◇貧血
妊娠中は、おなかの赤ちゃんの発育のために鉄分がとられるので血液中の鉄分が減ります。
体内に酸素を運んでいるのは赤血球の中にヘモグロビンという血色素なのですが、ヘモグロビンは鉄を主成分としているため、鉄分が不足するとヘモグロビンも減少します。それで貧血になる場合を「鉄欠乏性貧血」といい、妊娠に伴う貧血としては最も多いものです。
加えて、妊娠中は血液の量が増加しますが、増加の仕方が平均ではなく、赤血球よりも血漿(液体の部分)の増え方が多いようです。そのため相対的に血中の赤血球の量も減って貧血となります。
なお、貧血が進むとおなかの赤ちゃんに回る酸素の量が低下して「胎児発育不全」や「仮死」の原因にもなります。また、出産に臨んで体力がもたない恐れも出てくるので、食事を工夫して改善に努めましょう。

◇子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。筋腫の大きさは、小豆大の小さなものから大人の頭部程のものまで様々で、腫瘍のできる場所も、その数も色々です。
妊娠と合併した場合、そのままにしておいてもたいていは順調に経過して、正常分娩できるはずです。ただし、子宮が大きくなると、循環障害を起こしたり、痛みや発熱、流産やおなかの赤ちゃんの発育障害などを起こすこともあります。障害が酷い場合には、妊娠中に筋腫核出術が行われますが、流産する可能性もあるので、胎盤が完成して妊娠が安定する妊娠16週以降に行うのが一般的です。また、筋腫の位置によって産道がふさがれることもあります。その場合には、「帝王切開」になるでしょう。

◇卵巣膿腫
卵巣嚢腫には、体液や脂肪、毛髪などが袋状の膜に包まれている卵巣嚢腫と、繊維組織からなる充実性腫瘍があります。その9割方は卵巣嚢腫で、幸いなことに大部分は良性です。だから、嚢腫の大きさと位置が分娩の邪魔になるかどうかで手術の必要性を判断します。
一方、充実性腫瘍の場合には、癌化する可能性のある悪性のものもあります。良性か悪性かは、摘出しないと判断できないため、卵巣腫瘍の場合は妊娠中でも摘出手術をします。妊娠5ヶ月頃までに摘出すれば妊娠の継続は可能です。
ただし、妊娠時には、生理的に一過性の卵巣嚢腫ができることもあります。これは胎盤から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の作用により、妊娠黄体が嚢胞化したもので、黄体嚢胞または、ルテイン嚢胞といいます。鶏卵大から長径8cmくらいの大きさになりますが、妊娠4ヶ月頃からhCGの分泌が減少すると、それに伴って小さくなり、妊娠7ヶ月頃には完全になくなります。

◇子宮の奇形
弓状子宮、中隔子宮、双角子宮、重複子宮などがあります。奇形の程度や妊娠状況によっては正常分娩もできます。が、妊娠の過程では子宮の増大が妨げられたりして、流早産になる確率が高いので注意が必要です。また、おなかの赤ちゃんの姿勢も横位や骨盤位になることが多く、帝王切開になることも往々にしてあります。

◇トリコモナス膣炎
膣内にトリコモナスという寄生虫が増殖して粘膜が炎症を起こします。妊娠中は膣内の酸性度が弱まるので、菌類や原虫が繁殖しやすい環境になっているのです。はっ乗すると外陰部に強いかゆみや灼熱感、痛みがあります。おりものには悪臭があって、緑黄色の膿状だったり、白色で泡粒のようなものが混じったりします。これを検査するとトリコモナス原虫が見つかります。さらに症状が進むと膣壁が赤くただれて出血することもあります。
これは分娩時に感染症を起こす恐れがあるので、妊娠中に治療します。膣坐薬や内服薬を使いますが、内服薬は妊娠3ヶ月以降に使います。また、夫の泌尿器や性器にも潜伏している可能性が高いので、夫も検査して陽性なら治療して下さい。

◇カンジタ膣炎
真菌の一種であるカンジダに感染して起こる膣炎です。感染すると、外陰部に強いかゆみを感じ、おりものは白色の粉チーズ状か凝固した牛乳状、あるいはドロッとした粘膜状だったりします。分娩の際に赤ちゃんに感染すると、口の中に炎症を起こします。そのため膣坐薬などを使って、妊娠中に根気よく治療します。また、夫にも検査と治療が必要です。

◇クラミジア
従来は慢性の頸官炎あるいは骨盤腹膜炎と診断されていた疾患のうち、約1割が実はクラミジア・トラコマーテスであることが判明しています。クラミジアは、細菌に分類される病原体。性交によって感染して、子宮頸部や子宮内膜、卵管、さらに進むと骨盤腹膜や肝被膜までに達します。感染するとおりものが増えて、膣から出血、下腹部痛などの症状が現れるのですが、中には無症状の場合もあります。
また、母体がクラミジアに感染していると、分娩の際、10%の確率で産道から新生児に感染します。すると新生児が結膜炎、あるいは、肺炎を起こす恐れがあるので注意が必要です。クラミジアは抗生剤で治療できますから、妊娠中に治しておきましょう。

◇梅毒
病原体は、スピロヘータというウィルスで、性交やキスによって感染します。その経過は慢性的で、潜伏と発症をくり返しながら、数年から十年以上かけて末期に至ります。
妊娠するとおなかの赤ちゃんにも感染しますので、初期の段階で梅毒の検査をするはずです。ただし、胎児に感染するのは、妊娠20週以降なので、もし陽性であればすぐに治療を開始して、おなかの赤ちゃんへの感染を防ぎます。治療には、ペニシリンなどの抗生物質を使います。初期であれば完治する病気なので、しっかり治しましょう。

◇慢性糖尿
妊娠中は、腎機能が低下して糖尿が出ることはしばしばあります。が、真性の糖尿病は、インシュリンという膵臓から分泌されるホルモンが不足する病気です。インシュリンは血中の糖分を代謝する働きを担うので、不足すると糖を分解し切れず、そのために血糖値が上がり糖尿も出るのです。そして血糖値が高いことで様々な病気を引き起こします。だから尿検査で糖尿が陽性になった場合には、さらに精密な検査をして、単に腎機能の低下から出たものなのか、糖尿病なのかを調べます。もし糖尿病であれば、妊娠中毒症や羊水過多症を併発しやすいので注意しましょう。また血中の糖分が多いため赤ちゃんが巨大児になったり、逆に糖尿病が重い場合には、胎盤の働きが落ちて胎児発育不全を起こしたりします。
糖尿病の治療には、食事療法(低カロリーで高タンパク)の徹底が必要です。また、疲れやストレスもホルモンの分泌を妨げます。インシュリン注射などの治療法もありますから、クヨクヨせずに明るく頑張りましょう。なお、妊娠中に併発した糖尿病は、分娩後には自然に治ることが多いものです。ただし、一部には、そのまま慢性の糖尿病に移行してしまうこともあるので、出産後も注意が必要です。




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