妊娠中ママ・育児中ママ限定の参加型育児サイト

マタニティ用品BABY用品
KIDS用品出産準備品
着メロポイント
クレジットローン

TOP


妊娠中の気になるトラブル


 

◇尿路感染症
妊娠すると子宮の増大によって膀胱をはじめ、尿路を圧迫する上、黄体ホルモンの分泌増加が、膀胱、尿管、腎盂の平滑筋の蠕動運動(ぜんどううんどう)を抑えます。そのため、尿路が感染を起こしやすい状態になっているのです。
一般に「膀胱炎」になると、頻尿や残尿感に加えて、排尿痛があったり、尿が濁ったりします。ただし、自覚症状がなくても尿検査をすると細菌が沢山検出されることもあります。
また、細菌が膀胱から尿管を通って腎盂に達すると、「腎盂炎」になります。こうなると40度近い高熱が出ておなかの赤ちゃんへの影響も心配されますので、膀胱炎が見つかったら、腎盂炎を予防する上でもしっかりと治しましょう。なお、治療には、おなかの赤ちゃんに影響のない抗生物質を使います。

◇痔核
妊娠中は骨盤内が充血している上、大きくなった子宮に圧迫されてうっ血を招いたり、血管運動系の働きを妨げたりします。さらに、黄体ホルモンの影響で血管壁の筋肉が緩んで、静脈瘤ができやすくなっています。それで、直腸や肛門に静脈瘤ができた状態が「痔核」です。また、直腸にできて、外からは見えないものを「内痔核」といいます。
痔核の場合は、便秘のためにトイレで強くいきむことによっても誘発されます。さらに脱肛(内痔核が肛門から外に出ること)すると、非常に痛いものです。通常、時はお産が済むと改善しますが、悪化させてしまうと産後も悩まされます。悪化させないための手当としては、排便後にお湯を使いながら手指で肛門の周りを丁寧にマッサージすること。こうして局部の清潔と血行促進に努めるわけです。また入浴して温まると血行が良くなるので、ゆっくり湯船に浸かって下半身の結構をよくします。そして便秘をしないように心がけましょう。状態が良くなっても、習慣的に肛門のマッサージを続ければ、再発防止に役立ちます。
もし患部が痛むようなら軟膏を塗りますが、下着でこすれて痛む場合は、ガーゼに軟膏をつけて肛門に貼っておくと楽になります。また脱肛してしまったら、手を洗って指に軟膏類をつけ、飛び出した内痔核を肛門の中に押し込むと落ち着きます。内痔核があると、排便の度に擦れて出血したりするので、こうした場合は坐薬を処方してもらいましょう。

◇風疹
俗に「三日麻疹」と呼ばれます。妊娠初期に感染すると、おなかの赤ちゃんに影響を及ばして、難聴や白内障、心臓の奇形、知的障害などの以上を引き起こすことが多く、これを「先天性風疹症候群」と言います。ただし、妊娠20週を過ぎれば、感染しても異常が出る確率が低くなります。なお、風疹は一度かかると体の中に抗体ができるので、再度感染の心配はありません。それで現在は、中学生の女子に風疹ワクチンの接種を行っています。風疹の抗体があるかどうかは、血液検査でわかるので、抗体がない場合には、妊娠初期に風疹にかからないように十分に注意しましょう。妊娠していなければ予防接種を受けた方が安心です。接種後、最低2ヶ月間は妊娠を控えて下さい。

◇風邪・インフルエンザ
風邪にかかった場合、むやみに風邪薬を飲まないことはもちろんですが、熱や咳など、症状が酷い場合には、受診をして下さい。インフルエンザ(流行性感冒)は風邪の中でも、特に症状が重くて感染力が強いものですが、妊娠中に感染するとさらに症状が重くなることが多いようです。肺炎を併発したり、高熱や激しい咳が早産を招いたりする事もあります。必ず、医師の診察を受けて治療して下さい。

◇虫垂炎
俗に盲腸炎と呼ばれています(が、この呼び方は間違い)。妊娠中に注意して欲しいのは、子宮が大きくなるにつれて虫垂が押し上げられ、普段の位置と違ってくることです。症状は妊娠していない時と同様に、下痢や吐き気があって、さらに虫垂のある右下腹部や胃が痛みます。妊娠中にはしばしば腹痛を感じることがありますが、虫垂炎の場合は吐き気や下痢を伴う事が一つの目安です。

◇トキソプラズマ
トキソプラズマとはほ乳類や鳥類に寄生する原虫です。
妊娠中に感染すると、流早産の原因となったり、子供が水頭症になる恐れがあります。中でもこの原虫の終宿主は猫とみなされていますから、猫を飼っていて気になる場合は抗体検査を受けて下さい。もし、感染がわかったら、抗生物質などで治療しておなかの赤ちゃんへの影響を防ぎます。
また、ペットに原虫が寄生しているかどうか、ペットの糞便を検査して調べることもできます。ただし、糞便に原虫が排出されるのは一定の期間だけなので、検査が陰性でも安心はできません。いずれにしても糞の始末に注意して、口移しでエサを与えたりしないなど、衛生面には十分に注意しましょう。

◇エイズ(AIDS)
近年話題になっているエイズ(AIDS)は、特有のウィルス(HIV)に感染することによって、免疫機能が侵される病気です。血液や性交、注射などが主な感染経路です。感染の有無は、血液中にHIVの抗体が含まれるか否かを検査して確認します。
また感染しても、すぐには発症せず、数ヶ月から数年間は潜伏します。発症していない感染者のことを抗体保有者(キャリア)と呼びます。そして発症が比較的軽いうちはエイズ関連症候群と診断します。この段階ではリンパ節が腫れて、38度以上の発熱、食欲不振や下痢が続き、カンジダ性食道炎などを併発することもあります。さらに症状が本格的になると、免疫力が極度に低下するため、体が病原体や原虫、カビなどの感染に抵抗する事ができません。それで「カリニ肺炎」「カンジダ症」「カポジ肉腫」などを引き起こします。治療法は現在研究中です。
さて、感染者が妊娠した場合には、胎盤の血液、分娩中の血液接触、産後の授乳などを通して赤ちゃんに感染する可能性があります。が、胎盤の血液は直接おなかの赤ちゃんの体内に流れこんでいるわけではないので、必ずしも感染するとは限りません。また、抗体保有者は、妊娠によって発症率が高くなりますから、常に医療と連携して健康状態を把握する事が必要です。

◇成人T細胞白血病
ウィルス(HTLV-I)に感染することによって発症する特殊な白血病です。感染していても発症するとは限らず、一生発症せずに過ごすこともあります。特に若い頃には発症率が低く、40歳以上になると発症例が増えてきます。
抗体保有者が妊娠した場合には、赤ちゃんへの感染が心配されますが、胎内や分娩時に感染する可能性は低いようです。ただ、母乳中にウィルス感染細胞が含まれているので、授乳による感染は確実にあると考えられます。

◇妊娠中毒症
妊娠20週以後にいくつかの症状が複合的に現れて、母体とおなかの赤ちゃんに悪影響を及ぼす症候群です。原因ははっきりしませんが、妊娠中に発症して出産後には治ることから、妊娠中毒症と呼ばれています。

症状
主な症状は「高血圧」「尿蛋白」「むくみ」の3つで、中でも「高血圧」が最も重視されます。妊娠して初めてこうした症状が現れた場合を「純粋型妊娠中毒症」、以前からこうした症状を伴う疾患があって、妊娠によって悪化した場合を「混合型妊娠中毒症」と言います。
まず「むくみ」から発症する例が多く、急に体重が増えて(1週間に500㌘以上)、その頃から靴が入らないなどの特徴が現れます。多少のむくみは、妊娠中にしばしばみられるのですが、注意点が認められる場合は、すぐに診察を受けて下さい。
さらに妊娠末期になると「高血圧」や「尿蛋白」が現れます。もし、初期や中期からこうした症状が認められる場合は、特に注意が必要です。
その他、疲労感や頭の重さがあったり、さらに進むと吐き気や頭痛、胸の痛み、耳鳴り、かすみ目などの症状も出てきます。
母胎やおなかの赤ちゃんへの影響
体への影響としては、症状が酷くなると、「腎機能障害」や「眼底出血」、「脳出血」「肺水腫」などを起こす恐れがあります。また、胎盤の血流が不足して胎児の発育が遅れたり、「高血圧」で血管がもろくなるため、「胎盤早期剥離」を招いたり、さらに「早産」や分娩中の「胎児仮死」や「死亡」にも用心しなければなりません。
子癇(しかん)
妊娠中毒症の場合、「けいれん発作」を起こすことがあって、これを「子癇」と言います。突然起こることもありますが、普通は2~3日前から徴候がが見られます。「強い頭痛」や「めまい」「吐き気」や「胃痛」「目がチカチカ」したり、見えにくい等。発作が起こると、意識不明となり顔面の筋肉がけいれんし、さらに全身にけいれんが広がって、体が弓なりにそらします。呼吸筋もけいれんするので呼吸が一時停止して顔面が赤紫色になりますが数十秒で治まります。次の1~2分間は不規則な呼吸と共に転げ回ったり、口から泡を吹いたり。それから昏睡状態に入ります。数十分から数時間して意識が回復しますが、当人には発作の記憶がないでしょう。中には、さらにけいれんの発作を繰り返したり、昏睡状態のまま死に至ることもあります。
子癇は分娩中に起こることが多いのですが、妊娠中に起こることもあります。そばにいやあわせた人は、すぐに救急車を呼んで、医師に連絡して下さい。
症状を抑える努力
このように妊娠中毒症は、酷くすると非常に怖い病気です。そうならないため、医師の指導に従って症状を抑えましょう。
食事については塩分を控えること!動物性脂肪と糖分を控え、低カロリー高タンパクの食事を心がけて、体重の増えすぎを解消するようにします。また、むくみがあって尿量が減っている場合には、水分補給の制限が必要になります。そして、十分に休養をとってゆったりと生活するように努めます。入院すれば徹底して安静をとることができますが、家にいるなら家事の合間に昼寝をしたり、夜はパパに後かたづけを任せて早めに寝るなど、家族の協力を得て体を休めることです。足にむくみが出ている場合は、休む時に足を高くして寝るといいでしょう。
また、体だけではなく心の安静も大切です。イライラしたり、クヨクヨしたりすると症状を悪化させます。ラベンダーの香をたいて心を落ち着けたり、好きな音楽を聴いて気持ちを和ませたり、信頼できる人と話したり。色々工夫ぢて心の休息もとって下さい。


←前 



©2004
BABYPARA